Photographs and illustrations of Steampunk, "UroUroTei"
2015-02-12

スチームパンカーさんの撮影について。

最近、スチームパンカーさん達が撮影を楽しんでくれてとても嬉しい。
みんなかっこいいのでもっと撮ってもっと見せやがれください。

とはいえ、撮影ってどうしたら良いのか?やっちゃいけないことってあるのか?NGは?
コスプレイヤーならともかく、そうじゃない方々には解らないことがあると思います。

なので、スチームパンクとコスプレにそれぞれ片足突っ込んでいる私が、少しだけその辺語ってみようと思います。

撮影での一番の問題は、撮影場所だと思います。
今回はその辺について。

まず、自宅での撮影。自分の敷地内での撮影こちらは問題ありません。

次にスタジオを借りての撮影。こちらもお金さえ払えば問題ありません。
スタジオによっては血糊や特殊メイク等、部屋を汚すモノはNGな事があります。
個人で借りるのが高い、そんな場合は他のグループとシェアをする事も可能です。

イベント会場。こちらは例えばスチームガーデンのようなイベントです。
勿論イベントの規定によりますが、スチームパンク関連のイベントであればまず撮影の問題は無いでしょう。

そして野外。
素晴らしい景色を背景に素敵な写真を撮りたい、解ります。
その気持ちはとても解ります。
私も素敵な場所で撮って貰いたい。

しかし少なくとも日本の国内では、自由な場所はありません。

建物は誰かが管理しています。
公園は県や市区郡が管理しています。
山も森も誰かが所有しています。
川原だって管理しているところがありますし海岸線も管理されています。
寺や神社、教会など宗教施設は神聖な場所なのでそもそも撮影禁止だったりします。

つまりはその施設に対して許可を取らないといけません。
勿論、記念撮影なら撮影禁止の場所でなければ文句言う人は居ないと思います。

ではなぜコスプレ撮影(敢えてコスプレと一括りにさせていただきます)はNGが多いのでしょうか?

それはまず奇抜な衣装だからでしょう。

「子供を連れて公園に行ったら、変な格好の連中が場所を占有して刀や銃を振り回していた。」

あなたが子供を連れた親の立場だったらどう思うでしょうか?
そして物理的に公園を占有してしまっています。
単純に他のお客さんに迷惑ですよね。

次に「人目に付かない場所だから大丈夫!」と思われるかもしれません。

その素敵な写真を見た別の人が

「あ、あそこ知ってる!撮ってもいいんだ!」

と考えてしまい、沢山の人が押し掛ける可能性があります。
これもその土地の人には大変迷惑になります。

基本的にNGラインは迷惑になるか?ならないか?だと思います。

私服のポートレート撮影だって、街中で三脚立てて照明置いたら交通を疎外し迷惑になります。
気を使ってフレームに入らないようにしてくれる通行人もいるでしょう。
充分迷惑をかけています。

そしてスチームパンカーさんは「ファッションだから」は言い訳にはなりません。
残念ながら興味の無い第三者にはコスプレとしか見えません。

そして、もし、スチームパンカーさんが野外で撮影をし、万が一問題を起こした時

「これだからコスプレイヤーは…」

と別の文化の方々に迷惑をかけることになります。
重ねて言いますが、第三者にはコスプレとの違いが解りません。
(解って貰っても、今度は「これだからスチームパンカーは…」となるだけです)

では、どうすれば野外で撮影ができるのか?

簡単なことです。方法は2つあります。

1、申請して撮影許可を取る。
 これが一番安く済みます、デメリットは手続きやら前準備やらが面倒。
 更衣室の準備や、誰かに何か言われた時の対応も自分で行う必要があります。

2、コスプレイベント企画会社の企画に参加する。
 殆どのコスプレイヤーはコレですね。
 企画会社が代表して公園などの施設での撮影使用許可を取ってくれます。
 更衣室等も用意してくれます。
 参加者は、参加費としてだいたい数千円を支払います。
 いわば撮影スペースを代理で借りてくれるわけです。

 こういった企画をやっている企画会社は
 ホームページを持っていて情報を掲載していますし、Twitterもやっています。
 常に、最新情報を流してくれます、なぜなら商売ですから。
 逐一情報をチェックして、都合よい日程、都合よい場所を見つけたら申し込めば良いだけです。
 あとは会場のルールを守れば、何も後ろめたいこと無く撮影を楽しむことができます。

「ルール」はありません「マナー」だけです。
マナーを守って撮影を楽しみましょう。
Twitter等で繋がっているスチームパンカーさんで、撮影してみたいが心配な点などありましたらご相談ください。

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